事業計画書のポイント
事業計画書は、ビジネスの設計図
事業計画書は、これから進める「ビジネスの計画書」であり、創業される方にとっては「ビジネスの設計図」とも言える大切な書類です。
実績ではなくあくまで計画であり、予測の元に作成されるものですが、それでも金融機関は必ず提出を求めます。
企業の存在意義を明確にし、企業を取り巻く環境や進むべき方向性を示す事業計画書。
その内容で、経営者のビジネスセンスが問われると言っても過言ではありません。
事業計画書作成のポイント
通常、事業計画書には以下4つのポイントを盛り込む必要があります。
- 経営のビジョン
- 売上計画
- 利益計画
- 資金計画
売上計画・利益計画を作成されている経営者は多いですが、経営のビジョンと資金計画については意外と抜けていることがあります。
経営者自身が会社のビジョンを示さない限り、会社の展望は見えず従業員も夢を持つことが出来ません。
この会社の将来性を示せるかどうか、まさにここで経営者の資質が試されています。
金融機関が重視するのは「資金計画」
金融機関は、資金計画を重要視しています。
理由は、金融機関の目的が利子を含めて返済してもらうことにより、利益を稼ぐことだからです。
もちろん創業者を応援する、その結果市場を活性化する、といった目的もありますが、第一は元本と利子による利益です。
極論、返済出来ることが確実であれば融資してもらえるとも言えます。
そのため事業計画書を作成する際には、返済能力をアピールする資金計画が重要です。